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働き方改革の妨げ②

生産性を下げるものの二つ目に 「プロセスを変えない」が挙げられます。 会社にしてもプライベートにしても業務プロセスというものがあり、 前回のホウレンソウの義務化のようなものもその一つです。

料理を例にとっても、買い物や献立の検討から片付けまでをプロセスと捉えるならば、

ある程度決まったやり方があるのではないかと思います。 このプロセスや道具(使用ツール)を変えることを嫌がる人が意外と多いのです。

「意外と」というよりも、ほぼ全ての人に当てはまると言っても過言ではありません。 生産性を向上させるためには

・やり方を変える

・仕組みを変える

ということをしていかないとならないのですが、頭では分かっていても、

「プロセスがルーチン化」していると楽なので、

その状態から何かを変えるのは相当なエネルギーが必要になります。 ここで問題は、ルーチン化したプロセスを日々実行しているだけで済んでいたところに

新たな業務などが入ってきた場合、

最適化されている今の状態がすぐに飽和して、

エネルギーのみならず「時間の投入」をしなければならなくなる、

という事態に陥ることです。

こうした時こそ、既存の業務プロセスや使用ツールを変える良いキッカケだと捉え、

ルーチン化したプロセスを真剣に考え直す必要があるのです。 もちろん、余計な時間がかかったり、成果物がうまく出なかったりしますし、

失敗もするでしょうが、

試行錯誤していく中で、いずれは今よりも効率がよくなるはずなので、

一時的な状態だと割り切らなくては改革は進みません。

ちなみに業務プロセスは、

個人よりも組織的に改善していく方が効果も早く成果も劇的に変わっていくので、

ぜひ周囲の人と協力しながら、業務プロセスを変えていきましょう。 また、抜本的な「改革」をしないと、

小手先の改善ではもとに戻ることが多いように見受けられます。 家事や育児も、夫婦で相談しながらプロセスを有意義に最適化することが肝心ですね。

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