人の引っ越し
金魚をバケツで簡易的に飼っていたので引っ越しの必要があり、かなり大きな鉢に環境を変えました。
金魚は、水も含め環境を変えると一時的に弱ってしまいますが、大きな鉢に移り快適になるはず(と願いたい)です。
人の「お引っ越し」で言えば、普通は家のことを指すでしょうが、ビジネスでの異動や転職、職種転換等もその一つだと考えられます。
今回は、転職を勧めるのもどうかと思うので、異動や職種転換に限って話しますが、長期的な観点に立つと、やはり「他の経験」をさせることは成長を促進します。
大手企業や官僚等もですが、組織や仕事の都合などよりも最優先で、無理やりローテーションを組んで異動させることがあります。
これは、やはり未知の環境に飛び込ませ、一時的に弱るとしても(未経験業務なので当然パフォーマンスは一時的に落ちる)、その後に強くなることはわかっていますから、あえて実行するのです。
どうしても一つの組織にいると茹でガエルになってしまったり、自組織の最適に走ったり、井の中の蛙になったり、となります。
自ら異動するのはなかなか厳しいでしょうから、普段から社内の職種が違う人との交流をしたり、社外研修への積極的に参加したり、社外の異業種交流会などに参加してみるのもよいでしょう。
上司という立場であれば、部下を積極的に異動や職種転換をさせることをしましょう。
サービス業のスタッフであれば、プライベートで普段の買い物や食事等で他社のサービスを意識してみておくこともよいですし、製造業の現業であれば、オープンにされている工場見学なども参考になります。
このように他を知ることを、私は「他流試合」と呼んでいます。
いずれにしても、環境を変えたり引っ越しをすると人は成長していきますし、異動や職種転換まではいかなくとも、普段から疑似的に環境を変える意識を持つだけで、成長度合いは変わってきます。
成長促進剤、成長促進剤(経験談)で役職の観点で書いたのも同じですね。