成長促進剤
昔から『役職が人を成長させる』という言葉がありますが、
その通りだなと思うことがよくあります。 「上司たちが突然何人も辞めてしまい、とても困ったことがある。何をしたらいいか分からない状態だったが、残ったメンバーで何とかしようと頑張った。今振り返ると、その時のメンバーはそれなりの地位に付くことができ、結果的に他の人よりも成長したことが分かる。」 と仰ったお客様がいらっしゃいました。 自分では実力不足だと思っていても、
期待値が高かったり、組織事情で止むを得ず昇進したり、
あるいは、このお客様のように突然上司たちがいなくなって
仕事をしなければならない状況に置かれることもあり得ます。 こうしたケースで否応なしにでも頑張っていて成長が早くなる理由として ・周囲が期待する、あるいは自分が期待されているということの意識的な効果がある ・新たな業務を遂行しなければならない ・上位階層に行くことで、社内外で接する人のレベルが上がり自分のレベルも向上する ・不確実性の中で判断しなければならない事項があり決断を迫られる 等々が考えられます。 1期生と3期生の成長にも同じようなことを書きましたが、 多くの失敗をし実力のなさを感じていたとしても、
周囲のレベルが高いと自然と釣られて実力が上がっていくのでしょう。 つまり、 【なるべく早く役職者として登用する】 【レベルの高い仕事を任せてみる】 ということが一番の成長促進剤とも言えるのです。 もちろん、そこには上司や周囲のフォローが欠かせません。