現実的なメンター
メンター制度は本来こうあるべき!という理想論を昨日の記事に書きましたが、
「そうは言っても…」という声が出るのも当然かと思います。
そこで今日は、実際に多く導入されている【現実的なメンター】をご紹介します。
運用を成功させるためのポイントもいくつか載せておきますので、
参考にして頂ければと思います。
以下、
『メンティが新入社員や2年目くらいまで』という前提でのお話です。 ★入社5年目程度までの先輩社員が新入社員に一人つく
・必ずではないが、どちらかというと他部門、他部署の先輩が望ましい
(業務に関しては直接関わる上司や先輩社員がよいが、
「言いにくい」「遠慮がある」などを鑑みると、
できるなら業務以外の人の方が色々と話しやすいこともあるため)
・一対一対応させることが重要 ★メンターは自薦よりも、メンティが所属する部門の長が指名する方がよい
・相性などの問題もあり、適切な人を上司が選択する方が上手くいくケースが多い
★1ヶ月に1回食事に行くことを義務付けるなどの工夫をする
・基本的にメンターはボランティアであるが、金銭的報酬が多少必要だという場合、
例えば月に1万円程度の会議費決裁権を渡してもよい。
(代わりにメンター手当、ブラザーシスター手当などとして給与支払いの形にしたり、
会議費決裁権と重複支給する企業もある。)
以上のようなことに留意しながら、
自社の風土に合ったものを導入、運用していけばよいでしょう。
しかし最終的に重要になってくるのは、
メンター制度に関する上司の理解とメンターとしての教育そのものなのは
言うまでもありません。