判断は人格を表す
ある会社で、
適法ではあるものの、あまり好ましくない賃金支払いの状態がありました。
会社側が、人件費削減の目的で賃金制度を運用していたわけではなく、
社員から特に不満もなかったのですが、
社長に「この機に胸を張れる制度に改善すべきです」と伝えました。
ちょっとした仕組みを変えるだけでも人件費の増加に繋がってしまいますが、
社長は即座に「ご提案通りに改善します」と仰って下さいました。
社長のみならず、リーダーや新入社員ですら毎日なにがしかの「判断」はしています。
その「判断」の拠り所は何かということを考えさせられた出来事でした。
国や宗教などが違えば「正しいこと」の基準が変わってくる可能性もあり、
多くの人に「正しい」と思って貰える判断をすることは、とても難しいことですが、
この社長の場合はご自分が常に心がけている「正しいこと」に従って
判断をされています。
こういった面が人間性にも表れていますし、
社員など周囲からの信頼にも繋がっています。
その積み重ねが【人格者】と呼ばれる礎になるのだと感じました。
この会社は不況にも影響を受けず業績を伸ばし
社員の方も非常に礼儀正しく、また気持ちの良い印象を受けます。 メンタル面も会社業績に表れてくるので、普段からの心がけが重要です。